母子家庭、父子家庭の節約術

母子家庭、父子家庭とは?それぞれが抱える問題点は?

 一人親家庭とは、母親または父親の片方いずれかと、
その子(児童)とからなる家庭をいう。単親世帯ともいわれています。


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 離婚、死別、未婚など一人親家庭になる理由はそれぞれですが、
同じように問題を抱えているのが現状です。


 父子家庭、母子家庭の収入状況は、父子家庭平均額は年間約310万円、
母子家庭平均額は年間約160万円となっている。


 母子家庭の収入は父子家庭の収入の半分くらいとも言われています。





一般家庭より所得がかなり低いという現実



 ただし、一般的な家庭の平均収入は約500万円台であるとも言われており、
父子、母子両方とも一般的な家庭よりかなり低くなっています。
生活保護を受けている家庭もあるそうです。


 一人親家庭は、両親がいる家庭に比べ経済的、精神的に不安定なケースが多いため、
地方自治体が主体となって育児、医療等に対し助成金などの支援が行われています。
【ただし収入などの面での条件が色々あるので、全員が満額もらえるわけではありません】


 自治体によってその制度も金額もまちまちです。


 母子家庭、父子家庭への経済的援助だけではなく、
寡婦(かふ)に対してもいろいろな制度があります。


聞きなれない『寡婦』とは?


 寡婦(かふ)というのは、夫と死別または離別し、再婚していない女性のことで、
実子の有無は関係ありません。
離婚して母子家庭になったお母さんが再婚しないでずっと一人で子育てしている状態でも寡婦になります。


 婚姻が条件になっている点や扶養親族が子でなくても構わない点から、
シングルマザーと似ているようですが同義ではありません。


増加傾向にある『シンマ』とは?


 今言われる『シングルマザー』とは婚姻と離婚の手続きをしないことを選択した人達のこと。
初めから一人でやっていくことを選択した人と、途中から一人になった人との違いです。
なので寡婦に適用される税制や援助手当などはシングルマザーには適用されません。


 また妻と死別、あるいは離婚後に単身で生活している寡夫(かふ)と比べても、
同じ一人親でも寡婦のほうが税制上の優遇などが大きいってご存知でした?


 男女平等とは言いながらも、女性のほうがちょっと手厚く保護されています。


母子家庭の現実


 母子家庭の平均年収は120万から140万円くらいがほとんどなんだそうです。
一人で子育てしてのフルタイム勤務はちょっとムリがありますしね。
子供なんていつ病気にかかるかわからないし、学校なんかのこともあります。


 子供の数にもよりますが、養育費もきちんと支払われていたらいいかもしれませんが、
必ず毎月受け取れている人ばかりじゃないのが現実。
養育費の支払いって、踏み倒されていること多いんだそうですよ。


 男性側に原因があって離婚した場合で更にそんな事されたら、
腸(はらわた)が煮えくり返りそうだし、
そんな人を選んでしまった自分が情けないやらでヤケクソになりそうですね。
 子供に申し訳なくなってしまいます。


現実はかなり深刻かもしれません。


 働いた月収と養育費を足したとしてもほとんどの母子家庭が200万以下で生活していることになります。
母子手当等を手にしても、相当切り詰めた生活を強いられてるのが現状です。


 更に子供の数が多ければ多いほど貧困化は深刻に。
働けば、収入が増えればいいんでしょうけど小さい子供を抱えている場合だと
現実的には思うように身動きを取れない。


 子供の事を見てくれる人が側にいたら何とか出来るかもしれないけれど
そんな人達ばかりでも無いですよね。


お金でもめる.jpg


 離婚時に約束した養育費や慰謝料が支払われないことも多く見られます。


 離婚時の約束事が守られてない場合は、
それを履行するための手段もありますので諦めないで


『上限』『下限』条件の壁。


 行政が行う母子家庭支援制度を上手に利用することも大切ですが、
収入の上限等の条件があったりします。


 上限を超えると支給が打ち切られるというものなんですが、
私の周りでもそのギリギリのところまでしか働けず
『もう少し収入を増やしたいけど、そうもいかないんだよね』と嘆いている人もいます。


 中には全然健康でまだ若いのに『もらうもの貰うためにあえて働かない』って人も。
税金で賄われているって考えると少しくらい働いたら?って思うのは私だけでしょうか?


 制度が制定された頃に比べたら物価も上昇しているし、
間違い無く生きていく上でのお金がかかるこの時代、
『出来ればもっと働きたい』と思っている人にも優しい条件になってくれたらいいのにと思うんですが・・・


父子家庭の現実


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 父子家庭とは離別や死別で、父1人で子を養育する世帯の事を言います。
『男が家族を養っていく』という古い風潮のせいか、
平成22年8月からようやく父子家庭へも児童扶養手当が拡充されて、
およそ30%が経済支援を受けているということです。


 母子家庭に比べて正社員雇用率が高かったり収入も多かったりする面から
全額支給されている家庭は母子家庭のそれよりかなり少ないのが現状です。


 でも一般家庭の収入に比べたら父子家庭の収入もかなり少ないんですけどね・・・・


 母子家庭は経済的に困窮し、父子家庭は精神的に困窮すると聞いたことがあります。




・・・・・実は私も、父子家庭育ち・・・・・



 実際私の母が高3で病死してしまった時にそれを痛感してました。
「なんだかなぁ・・・・なんだろう・・・」ってモヤモヤしていたのを覚えています。


 父が働いてくれるから生活費に困るなんてことは無かったけど、
家のことや妹のことなんかが全部私のところに押し寄せて来ました。


 遊びたいさかりの年齢で主婦みたいなことをしたって
うまくいくわけないしすっごくイヤでした。


 高校を卒業して就職していたので、授業参観のある時は会社を早退したり、
家庭訪問で先生とお話ししたり・・・妹の高校の合格発表も付いて行きましたよ。


 会社の人にも『小さいお母さんみたいだなぁ』ってよく言われました。
学校の先生の中には私がいた時からみえる先生も何人かみえて
「頑張っとるなぁ」って応援されたことも何度か。


 周りの理解もあって頑張ってこれました。
小さいお母さんの実際の結婚は25歳とそんな早くもなかったですけど、
主婦歴だけなら相当の年数重ねてます、私。


 それが今に生きているんだなって思えますけど。


父子家庭で嫌だったこと・・・


 そうそう、『お父さんはお金を稼いでくるしか出来ないから家の事は頼むぞ』
みたいな雰囲気もイヤでしたね。


 自分が娘じゃなくて息子だったらこんな事しないで済んだのかな?
長女ってだけで損だよなってずっと思ってました。


 自分が親となった今ではそれがその時お父さんが出来る最強の家族を守る方法だったって分かるんですけど。
当時はさっぱり。常に何で私だけ?って思ってました。


 母と死別した時私は高3、妹が小6だったので納得はできないにしろなんとかガマンは出来る年齢でしたし、
家事はけっこう手伝いをさせられていたのでなんとかなりました。
 洗い物とか洗濯とか当番を作ってやってたように思います。
寂しさは食べることで紛らわせていたので二人の娘は当時デブマックスだったような(笑)


母子家庭だったらどうだったんだろう・・・


 もしあれが父母が逆の状態になっていたらと思うと怖いなぁと思います。
母は専業主婦でしたから。相当お金にも困っただろうし、
今みたいに苦労話を笑って出来るような状態にはならなかったと思います。


 でもこれはそんなによくある話じゃないですよね?
うちは全然恵まれてるパターンだと思っています。


 うちと同じように父子家庭でも、お父さんにちゃんとした収入があっても
経済的な問題を抱えている家庭は沢山あるそうですし、抱えているのはお金の問題だけではないそうです。


お金以外に問題になっていることって??

 
 父子家庭の最大の問題は「孤立」と言われています。
職場、地域コミュニティ、子育て、行政支援、社会において「孤立」しているんだそうです。


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 サラリーマンの場合なら定時帰宅、欠勤、早退の日々を送れば
「あいつは使えないやつ」と烙印を押され、職場に居づらくなります。


 皆勤手当なんてもちろんつかなくなるし、残業代も期待できなくなります。


 アルバイトや契約社員へと降格されることだってあるそうです。
条件が合うところに転職すれば収入は激減してしまいますし、転職すら難しいかもしれません。


『お母さん』の仕事、結構大事なもの多いんです。


 また、子どもは急に体調を崩します。毎日元気なわけではないし、突然の発熱なんてザラですからね。


 その他でも授業参観などの行事、保護者会の活動、町内のお付き合いなど、
母親任せだった子供関係の仕事が重くのしかかります。


 子育ては掃除、洗濯、炊事、子どもの面倒だけでは無くて、
地域コミュニティという社会で役割を果たして行くという事も含まれている事が、
父親たちにキチンと認知されていないという問題もあるんです。


 食べさせておけば勝手に大きくなっていくもんじゃないし、
地域との関わりを全く持たずに暮らしていくなんて出来ないですからね。


苦しい選択が・・・


 父子家庭になると「仕事」と「子育て」のどちらを選ばなくてはならない苦渋の選択を迫られます。


 「仕事」を選択した場合、帰りが遅くなり、子どもが夜遅くまで留守番になります。
そうした子育て状態の理解を地域から得られないと、ネグレストであると誤解されたりして更に追い込まれる事も。


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 「子育て」を選択すると
「子ども達のタイムスケジュールに就労時間が左右される」ので当然、
早出や残業、出張、転勤などは出来なくなり、収入は激減してしまいます。


 子どもの生活リズムの安定を考えれば、毎日定時に帰宅したい。
夕飯も作らなければならない。


 父子家庭になった途端、仕事と家事と育児のバランスに悩まされる人が大勢います。
(働いてお金を得るだけでは生活は成り立たないということです)




母子家庭よりも『出ていくものが多い』



 住宅ローンや車のローンなどの「債務」を負ってひとり親になるという特徴も(旦那さん名義のモノって多いですよね)


 たとえ年収が高くても支払い額が多い「隠れ貧困父子家庭」が存在するのも
男のひとり親の問題点の一つなんだそうです。


 母子家庭、父子家庭の共通の大きな問題点はお金のようで、
公的な支援金をもう少し手厚くするとかしてもらえると助かるんじゃないかと思ったりもしますが・・・


子ども達への『お金以外』の支援も必要


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 それだけでなく働きながら一人で子どもを育てていく支援として
学童保育や子育てサポーターなど、
お金だけで済まされないソフトの部分というか。


 子ども達の心の成長に関わるような支援
もうちょっと充実するように考えてあげてもいいんじゃないかと思うんですよね。


 関連記事・・・『医療や学費などに対する援助は?』


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